いつのまにか短歌を作りまくっていたのでログとしてまとめます。ジャンルごちゃごちゃ!
どこかに(メギド72:ソロモンとバラム)
飛ぶ鳥に呪われオマエは虫ケラでさえも悼む
握る手の間モンスーンが通りあっちの角を左に曲がる
オマエの浮かぶ体は人々に嵐を起こせない ヘタレめが
オマエ分流れ出た熱い湯を飲みたくてふやけた手豆
Happily Ever After読み聞かせ眠りつかない日の誇らしさ
魔法があると教えるよ目を閉じた夜海に俺も絶えずいたろう
静かな時が怖くありませんよう日向ばかりを褒めていないで
いつかねのいつかがちゃんとくる人とカレンダーの海の道行き
仕方ないことなんてない何もかも運命というオマエの星座
2022.01.10(メギド72:マネージャーとロキ)
爪の切り方を知るその三日月をオマエは紙に包んで捨てた
泥沼に映り込む月は震える手の椀に盗んでしまった
その透明を少しずつ知っていく背を伸ばし立つオマエの骨の
なにもかも失う方が難しく、眼前オマエが健気に歌う
星は光り方を教えてもらうとチカチカまばたきをしてみせた
歌は指どこまでも伸びその髪を掬うよ 拒まれたくはないな
あのページもう一度とは言えなくて危なっかしい朗読を聞く
かた雪
求めれば与えられんとすら滑空 俺とオマエの青に
仕方なさばかり積み上がって オマエ 忘れてばかりの連絡帳は
終わらないで音楽 俺たちはまだ踊り方さえ知らないでいる
仕組みさえ理解できたら動かせるロボットみたいな世界があって
易しいねっていった世界そこには化け物たちが住んでいないの
くれるもの全てがenergy俺たちきっと最高率でゴールするから
見捨てても優しいままだとわかるから、せいぜい慎ましく過ごしてる
来世には浮かび上がりはしないって知っているから背中を蹴って
あなたの来世はわたしの今世だと知られていても試し行為に
不意にまたコンクリートに倒れたり 見つからずいるのだけが救いで
形にもならぬことだけ降り積もり、かた雪みたい 黒く汚れて
カリカリのポテチ(ODDTAXI:市村しほ)
持ち物検査で哀れみさえされて わたしって幸せになれるの?
いつからか比べられるの受け入れて一人前の定規になった
バカでいい だからください一人分白い錠剤糖衣のやつを
嫌いになったとかいちいち言わないで あなたに基準与えないから
いつでもばかはわたしと知っていて、じゃあドリルでもくれればいいのに
さようなら ポテトチップス 乾麺を割る生活に渇いた口よ
わたしってうさぎにすらなれないみたい 珍しくってただそれだけで
許せないあなたすら財産なんて、授業サボってればよかったなあ
いくらでも変われるいくらも払えば その足掛かりになんでもします
私たちいい感じって言う口が誰より潤っていたことは
背中の星座繋がれず(ODDTAXI:ヤノと市村しほ)
わたし、すこぶる真面目に生きてきたよ ハッピーメールのプロフ写真
出来ることなんにもなくてここで殴れもしない服の値
マヨネーズかけてほしいなって言える相手ならもうそれでいいのに
将来の夢昔から書けなくて、アイドルなんて虚業ピッタリ
しかしまあよく躊躇なく人の顔踏んだり湾岸血の足跡
ツルツルの制服を着る全部全部差し出すから孤独がほしい
二番目はちょっと地味って塩梅がいいらしく将来が安泰
仮面にも負けないくらい地味でいる接触タイムの残り時間は
いっちょ前に考えてたサインすら凡庸だって分かっていても
これ全部自伝にしたら売れるかな表紙のために脱いでもいいよ
背中には黒子があると嘯いて見てくれた人誰もいなくて
本当にひとりぼっちになる時はそこから帰るタクシーの中
LUSHのバスボム(ODDTAXI:市村しほ)
棘のない道がいいよね痛いもん ニトリのマットどれがいいかな?
表彰状筒から出さず転がして、そういう感じ。私って何?
お風呂にはピーちゃん(光るヒヨコ)がいてね、本当はさみしくないの
LUSHの限定ボムのラメ攫う 明日も生きてかなくちゃならない
バスボムに隠れたフィギュア洗う時綺麗になってやり直せたら
強いられる前からずっとびしょ濡れで、血は洗えるだけマシだったの
夢みたい、夢の中って行ったことないけどなんにもなさそうだよね
あの頃はちぎってた軒先のバラ 漢字も知らないまんまでごめん
不幸なら数え切れないほどあって覚えていられないからいいね
犬猫(メギド72:サタンとベルゼブフ)
ねえ見てとさす指がある、あなたにも?そんな偶然ばかり嬉しい
時々は薔薇の花束持つ君の歩き方とか思い出してる
ない耳を撫でられわんとかにゃーと言う新世代の生き物二匹
おまえにはおまえだけの彩色があり、それを知りたい愛するよりも
いつだって祈りの中に生きさせてごめんもうすぐとぎれるよ刃
忘れずにいてねどうか俺たちの日々が祝福されるべきこと
全てのために全てになろう愛してるってことは息継ぎ
生きている形ばかりになろうとも、それを満たして有り余るから
あなたからあなたを取り戻す時には、反逆者だと笑って欲しい