やわらか金融道

オタクブログとオフ情報

やわらか自己紹介

ごあいさつ

はじめまして。僻地までご足労いただきありがとうございます。

このブログを書いている、犬飼と申します。
常にぐんにゃりとしているオタクです。
好きなものは本とコンソメ、嫌いなものは運動と原稿です。

やわらか金融道というサークルで同人誌やグッズを出しています。
とか犬養司とか名乗っていることもあります。

同人活動について

同人誌が大好きです。同人文化が大好きです。が、各種ローカルルールについて色々思うところがあり、あまり従っていません。(波風を立てることが目的ではありません)

寄稿は知り合いの方、初めましての方、有償無償問わず、喜んでお受けします。
スケジュールにもよりますので、一度ご連絡ください。

傾向

ジェンダーセクシュアリティ問わずすべてのラブが好き。ラブじゃないのも好きです。
カップリング表記は「挿入する×される」で統一しています。
主人公攻、年上受がちですが、いろいろです。左右固定なのはごく一部ですが、その分譲れません。とはいえ自分で対策しているので、気楽にどうぞ。

具体的なカプ

やんとー

シズイザ

赤葦と木兎さん

ジョナディオ ミスジョル 仗露

イスII アンキア 士桜

章陣モブ陣ジュン陣(同時多発)

ソロバラ グザミノ マモ♾シト

 

他の趣味・発言内容

マイノリティや周縁者の権利擁護

フェミニズム・反トランスフォーブ

メンズ地下アイドル

音楽(イージーリスニング、フューチャーファンク、レトロファンク)

 

文章のお仕事について

下記のような文章が少し書けます。

  • コラム・エッセイ
    このブログに載せているような記事を書きます。同人文化やオタクカルチャー、福祉や近代アジア史が少し得意です。
    取材・インタビュー記事は未経験ですが、是非書いてみたいです。

  • ゲームシナリオ
    ジャンル問わず。ソーシャルゲーム系の文字数制限が厳しいシナリオや、臨場感のある濡れ場シーンを試行錯誤しながら書くのが好きです。
    世界観設定の込み入った作品については、個人の裁量に任せてもらうより、ヒアリングを重ねてより良いものを作りたいな、というタイプです。

  • ボイスシナリオ
    ジャンル問わず。なんでも書きます!催眠・異物化系(石化・人形化など)をよく聴きます。甘い言葉で囁くような作品も書けます。
    ト書きが不慣れですので、すこしお手間をかけるかもしれません。

  • 小説
    文藝小説を書いて10年になります。不条理ぽい話が得意です。長編を一本書くよりは、短編をいくつも書くほうが得意です。
    エンタメ色の強いものについては、プロットをこちらから提示し、どこを見所とするのが良いか、尺の取り方はどのようにすれば……などなど、打ち合わせの上、クライアント様の納得できるものを作りこんでいければと思います。

DMやメールをいただければ、過去の作品を抜粋したポートフォリオをお送りできます(予定・準備中)。ご連絡お待ちしています。

各種リンク

メールアドレス sweetspot4110@gmail.com
Twitter 犬飼 (@imasaland) | Twitter
pixiv いぬかい - pixiv
booth やわらか金融道 - BOOTH

ジョジョミュでマネーロンダリングに利用された話

タイトル通りです。正確にはマネーロンダリングに加担してしまった話、かも知れません。

手口は以下の通り。

2月27日夜

2月28日夜公演のチケットが譲渡に出される。別アカウントに誘導される形式で、まんまとそのアカウントのDMに。

「こちらお譲り条件としてララpayプラスというアプリを登録して、本日1日ログイン(チャージなどでポイントを貯めるため)させていただきたいのですが可能でしょうか。そちらからお金がかかることは一切ないです。条件可能な方に即決させていただきます。」

よくわからなかったが、ポイント貯めアプリか?と思い承諾。

その後、よくわからないまま本人確認をさせられる。

「本人確認まで少し時間かかりそうなのでチャージ分を先にそちらに入金したいのですがいかがでしょうか?」

このアプリに入金することで、相手のアカウントにチケット代を送金できるのかと思い試すが、本人確認中と表示が出るのみで入金出来ない。

「あ、そうなっちゃうのでじぜんに(私)様の口座に入金して完了したらすぐそこから振り込んでほしいんです!」

そうなる理由がよくわからなかったが、チケットが欲しくて焦っていたので口座を教えてしまった。

2月28日朝

「おはようございます。当日になりましたので券面と必要額をご提示願えますでしょうか?」とDM。

「条件クリア後で話がまとまったのではないのですか?」と訊かれる。

条件「クリア」という言い方にひっかかったので突っ込むと、「(本人確認が済んでいない状況では)チャージは出来ますが出金できません」「出金できないお金をチャージされるのはリスクが高すぎるので、、、」と説明される。

いよいよ理解不能になってきたので、本人確認の申請が通らないことを建前にキャンセルしようとすると、「突然のキャンセルはやめてください」と断られる。

※この辺りで会場に向かう※

ここで同行者のアカウントの本人確認が取れる。連絡すると即時振り込みが来るも、「昼公演には作業(お金を振り込む?)が間に合わないだろうから、夜公演でもいいか」との申し出がある。承諾する。思えば、ここが一番の切れ時だった。

振込された額をララpayプラスの口座に私名義で振り込み。

すると、ララpayプラスは他人の名義だと振り込みが反映されないらしく、更新するも0円のまま。相手方の態度が変わってくる。

「自分のお金が取られたらもっと焦りませんか?」

「はやく」

同行者名義の口座から再度振り込みなおす。すると金額が反映された。

そして、「一度ログインさせてください」と言われる。ここでログイン情報を教えてしまったのが最後のバカだった。

結果的に先刻教えた振込先口座が私、アカウントが同行者のものであったことで激詰めされ、住所や勤務先など(同行者の)個人情報を握られることとなる。

また、これは後々のことではあるが、(私の)口座も凍結され、警察のお世話になることになった。

何がいけなかったのか

そもそもインターネットでチケット売買する際は正規の手段を取らないといけない。

相手の個人情報を握っていないのにこちらの個人情報だけほいほい教えてはいけない。

何度も立ち止まるべきところはあった。お金の流れを考えてもっと冷静になるべき。

 

被害者の方には本当に申し訳なく思っています。同じ手口で騙される人がいないよう、チケットの取引の際は十分注意して行ってください。

私を巻き込んだアカウントは、他に韓国系アイドルやジャニーズのチケットで人を釣っているようでした。心当たりがある人は本当に注意してください。

「ある黒猫との暮らし方」で何が書きたかったのか、私は何が一体好きなのか

自分が書きたいものがわからなくなってきてしまい、苦しんでいるので、授業の合間にふらりと書いてみる。

「ある黒猫との暮らし方」はフェミニズム女女女女SF小説で、なおかつ、必ず恋仲とは描かない二人の共生で終わる、というゆるやかなプロットをはじめからともなっていた。また、わたし自身がTERF(この言い方はもうすでに古いのだろう)に辟易している頃に作った物語であり、クィアなキャラクターを、その自然のままに出さなければならないと思って、冒頭から登場させた。

物語としては気に入っているが、ただ、なによりバトルシーンの壊滅的な面白くなさが、私がバトルなど好きではないことを物語っている……こんなにバトルばっかりあるゲームにドはまりしているのに……。

ルビという黒猫のキャラクターは、猫なのか人間なのか定めなかったが、人間だ。人間として扱われない、しなやかな存在が、それでも確かに人間であり、そう認められて生活を送るようになるまでを描きたかった。

都織は、すでに人生のピークを越えてしまった人間が、それでも生きていく様を描きたくて作ったキャラクターだった。また、都織も定職についておらず、フリーランスというには不安定な生活の送り方をしているが、それも肯定したかった。適当な生き方をするのに厳しい世の中だが、もう少しゆるく構えてもいいと思うし、独自の技能を持っている人間はきちんと尊重されるべきだという当たり前の話だ。

ニカフは、強くならなければならないと思っていた頃の自己投影が多分に含まれている、と思う。一度失ったものをそのまま取り戻そうとすることは無理だ。しかも、そのがむしゃらさを外に出すということは、弱さを見せることに繋がってくる。

いちばん共感できるのはニカフなのだ。どのキャラクターも私が書いたので、共感できるに決まっているのだが、それでもやっぱりニカフの尖る方向に引っ張られていく様子は私にとって共感できるものだ。そして、私が避けたいと思っている部分だ。

ここまで書いて、物語を書くと、結局自己開示になってしまうのだということがわかった。自分を広げて、いったん外に出して、厚みを持たせて、それで世界を殴りに行く、変えに行くということをしたいんだと思う。ストーリーラインとしてはごくささやかなもので構わないのだが、そのささやかさをもって世界に波及したい。

改稿してもう一度出してみようかな、と思う。この話が好きだ。

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孤独の椅子を持ち寄れば

6回目のメギドの日おめでとうございます。
5/28に頒布した短歌集から、祖メギド全員をイメージした短歌を再録します。



あなたがもしかしたらもうとうに忘れているかもしれない、かすかなことに助けられていて、それをかすかと思えるまでに人生が拡張したことは、あなたのおかげだけではないけれど、そのなかにあなたがいることがとてもうれしい。

人がなにかにすくわれるということは、平凡に生きているとそうそうあったものではなくて、だから、すくわれたとき、わたしたちは大きな流れに帰してくれたあなたのことを忘れない。

わたしのえいえんの一瞬が、あなたのまばたきのなかにある。

あなたが未来を見つめるとき、わたしもそこにいる。

そうしてつむがれた世界で生きていく。そんなことを誰も知らないままで。

 

  1. お別れの雨はかみなりを呼ぶ その光あなたの窓に見えますように

  2. 水底の石はずいぶん丸くなり今この湿った手のひらの上

  3. 降り積もる埃を払う橋の下 どこまで逃げる?青い霜焼け

  4. 泣く犬は首を掴まれ去る 同じほどは鳴けないのが二足歩行

  5. わたしは光りながらゆく。踏み分けた若い草の根も光っている。

  6. 潰れた眼の黒を埋めるように振り上げてきたダガーもいまや

  7. 火の中をゆく黒い足の裏側で踏んだ噛み菓子こっそり剥がす

  8. 唇に勝利の歌を 絶望の中には俺の甘い囁きを

  9. 棘があるから薔薇は薔薇 戒める城への道を君は駆けゆく

  10. little little star はここに落ちてきて時々クセで光って見せる

  11. 何度目のもう負けないを唱えてる おまじないとか信じていない

  12. あなたはまたうまれる。どこかであなたは世界の一部になっていくのだ

  13. ありふれた喪失、ありふれた蹂躙、夜も歯を食いしばっている

  14. 生皮を剥ぎ肉を脱がせるとき情けなどあるほうが情けない

  15. 小指から羽ばたいていく甲虫は高潔なほど煌めいていて

  16. 心臓を焼かれながらも踊るのは真紅の薔薇は恋知らぬから。

  17. あなたがあなたでありますように。日記は灰になって空を行く。

  18. 花に毒、茎には棘があるままにただ咲いている ただ咲いている

  19. 流されるように、ただ波に抗う櫂を落とさぬように

  20. 言いたいことがある。それだけで駆けていける、世界は尚更ひかる。

  21. 呪いを絶つための斧。さようなら、もう生きていく場所は知ってる

  22. 息絶えるその瞬間にこそ輝ける命。命、いのち、その震え

  23. おひさまの熱でパンを焼く食卓。たまにマーマレードがしょっぱい。

  24. どこまでも着いていくから捨てないで、と見上げることも忘れたような

  25. 大阿呆推参! この世の全て炭酸にしに参りました。

  26. 地獄さえ引き裂く龍の目覚めには代償だってつきものでしょう?

  27. 吐瀉物が落ちずに汚し続けてる 一人 凍れる夜の川上

  28. はりぼてのアルミの羽につぎはぎの誰?天国までも飛べるだろうか 

  29. 退屈は白くて丸い あなたはこの世で最も黒くて多角的だね

  30. 氷から生まれていつか溶けていく。その過程でぶつかってしまった

  31. 妻に似た右上がり字よどこまでも続け練習帳を広げて

  32. 最初から泥濘にいて、それがただ形を取って燃えているだけ

  33. 戦いを知る目 戦いを知らぬ手 重ねるまでに流された血の

  34. ただ明日生きてくためのチーズ入りクリームシチュー おやすみみかん

  35. 今ここで踏みつけられている人と、いつか蹴飛ばされる人の差は?

  36. 道端で開いた花は描かれるために咲いたの?はい・いいえ

  37. 炎から生まれ何度も燃え上がる。卵の殻を幾度も破る

  38. どちらでもあることばかりの世界ではいちごジャムを選ぶのも苦しい

  39. 積み上げたジェンガはたとえ崩れても震えない手で静かにそっと

  40. 能(の)武(ぶ)礼(れい)壽(す)・御負璃(おぶり)ー寿(じゅ) ただこの拳は誰かのために固く結んで

  41. 誰かから跳ね返ること刃で磨かれる二度とは折れぬ焼刃として

  42. 誰しもが海から生まれ土に還る あなたの街に私も帰る

  43. 矮小で無力な僕らの英雄が体に背負うやさしい重さ

  44. 菌類の編み上げた地図 世界って広くて冷たいけど息してる

  45. あなたの注ぐ慈しみ、清流の流れは速く波駆けるよう

  46. 命には避けようもない終わりなら 何度も叩くマイナー7

  47. かくれんぼするときわたし光でした 食べこぼすまで不可視だったの

  48. いつだって下を向いてる 落ちたコイン まだ食べられるカビかけのパン

  49. 道のない軌跡は蛇行しながらもいつでもその時を踏むのです

  50. 裂けた肌より覗くその色は殺意かそれとも名があるものか

  51. これからも末永ゝとよろしく、飽きるまでこの道を行こうぜ

  52. 凶報は寝て待て いつかあの時に刺せる刃を握りしめつつ

  53. 今ここで踊れ 私はかき乱す者 火を放つ者 狂えない愚者

  54. あなたの温度って、ほんの少しだけ低いから、もう踊りに行こう

  55. この世でもその世でもあのどの世でも異物 草食動物の骨

  56. 真珠より薔薇よりあなたを飾る傷 唯一値段もつけられやしない

  57. 山の中では生まれたままだったの あなたが輪郭を作るまでは

  58. あなたには踏ませやしないこのライン 燃ゆる絹糸すべてを絶って

  59. 裏切られ叶わぬための占いと未来に進むためのまじない

  60. 分け入れば粒立つ命の音がする土と樫との印象の人

  61. 散るようにひらめけ赤いムレータよ命の交差は軽やかに

  62. 手のひらを器の形にしてみればただ零せないものばかりあり

  63. 俺を見る俺を見る俺の視線を感じて見上げてる俺の目

  64. 中指を潰せる錆の付いた杭 引き抜くほうがなお難しく

  65. あやとりを手伝わされる午後に見る残月はただ一つばかりだ

  66. 結果だけ手渡されるのだ つやつやのレインコートを光らせながら

  67. はじめから空洞なんかではなかった。あなたの洞が丸まっていた。

  68. 目を伏せて味のないガム噛んでいた頃と空色が違うような

  69. 廃村に咲くトリカブト 誰も居ぬ場所では役に立たない薬

  70. 湧水を汲むごと妹を抱きて外の世界を見せに走れり

  71. なにもかも嘘ですと君が言い出す日のことを思えば眠れぬ夜あり

  72. 赤色のスピンを挟む頁探すときの気分であなたと別れ

GoeticRings10ありがとうございました

GoeticRings10ありがとうございました!

メギド72というジャンルで「10」までオンリーが続いたことに感動して、絶対関西遠征してでも出たい!と思っていたので無事出られてよかったです。
スペースに来てくださったみなさん、差し入れくださったみなさん、本当にありがとうございました……☺

毎度ちゃんとお手紙は取ってあります♡˘ᵕ˘♡

今回は再録(+書き下ろし)、過去に作っていたデータの修正版、という形で、本当は完全新規の本を二冊作るつもりだったのですが、なかなか体調の関係でうまく行かず……

幸い機会はあるのでリベンジしたいと思います!次にメギドで出るのは人ビトの予定です。

今回出せなかったアイム死ネタ本、バラアス妊娠本、展示でシトマモリバを出したいのですが、本当に間に合うのでしょうか?

イベント自体、直近で出るのは、brilliant days41です。41⁉

ありそうでなさそうであったら嫌だな……というラインのES裏事情的な合同誌を出したいね、と話しているところです。あたためていたモブと陣のネタなども放出できたらいいな~と思っています。

ほんとうにこれが全て実現できるのでしょうか??もうダラダラしている暇は全くないですね……毎日きちんと原稿をして、計画的に本を出していけたらなと思います。

それではイベントでまた!